とちぎ時計職人の会 宇都宮市清住 釜島時計店 のページ
創業明治44年といいますから、今年で104年になる宇都宮市内でも有数の
老舗です。創業者は釜島霊顕さんという僧侶だったそうで、現在の店主、
釜島和夫さんは3代目になります。
学校卒業後、東京錦糸町の時計店で2年間修業して実家の釜島時計店に
帰ってきました。お客様は固定客がほとんどですが、近くのホームセンター
から紹介されて電池交換にみえる若いお客様も増えているとの事です。
電池交換に使う電池は安売りの電池と比べると原価は4倍以上もする
SEIKOの純正電池を使っています。 同じ電池であっても安定性や信頼性
はSEIKOの電池が抜群です。また、電池交換の際にはバンドの洗浄や
ケースの汚れ落としなどを無料でサービスしていて、お客様から喜ばれて
います。リピート客の多いのもそういった普段の手間をかけた修理が信頼
されているためでしょう。
ウオッチ用の電池の種類は数十種類に及びますが、釜島時計店では
それらのすべてを常時用意してありますので、国産・輸入品の時計を問わず
すぐその場で電池交換が出来ます。 料金は一般的な国産ウオッチで
1000円から。 また電池には交換年月日をマーキングしてあり、万一1年
以内に止まった場合は半額で交換しているそうです。
ただし、交換には細心の注意を払って点検していますので実際に1年以内
に止まったという方はほとんどいませんと釜島さんは言っていました。
お客様との心の交流を大事にしたいと常に考えていて、装飾品ではあり
ますが実用性のある商品をお奨めしているそうです。
創業当時から置いてある釜島時計店のシンボル 巨大なホールクロック。明治時代のものです。 |