とちぎ時計職人の会 那須烏山市金井 かつぎ時計店 のページ
那須烏山市 かつぎ時計店
有名な烏山の「山あげ祭り」の会場となる山あげ会館のすぐ近くに店舗が
あります。山あげ祭りは1563年(永禄3年)疫病退散を願って始めたのが
起源とされる歴史あるお祭りで、重要無形文化財にも指定されています。
店主の勝木英夫さんはその祭りのお囃子方として太鼓を担当して40年にも
なり、地域の子供たちにも指導しています。
かつぎ時計店は昭和24年、父の勝木三吉さんが創業しました。 英夫さんは
次男のため時計店を継ぐ気はなく、将来は警察官か自衛官にでもなりたいと
考えていました。しかし兄上が早々と時計店は継がないと宣言してしまい、
それを聞いた父親ががっかりしているのを見た英夫さんは勝木時計店を継ぐ
決心をしました。 高校卒業後は鹿沼市にあるみのわ時計店さんで5年間の
修行をして修理やメガネ 販売の勉強をしました。
那須烏山市の人口は現在約27,000人ほど。今後も人口の減少は避けられ
ない見込で高齢者ばかりが残されています。かつぎ時計店はお年寄りの時計
修理やメガネ修理、また補聴器の調製などを喜んで受付けていて、例え宇都宮
市など都会で買ってきたモノでも、嫌な顔一つなく受け入れています。
決して目立った高級時計店ではありませんが店主の勝木さんのやさしい
人柄で、近所のおじいちゃんやおばあちゃんにとって無くてはならないお店と
なっています。
山あげ祭りの様子です